桐島、部活やめるってよ

2012年/日本/103分 劇映画
監督:吉田大八
脚本:吉田大八、喜安浩平
原作:朝井リョウ
出演:神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、太賀

★第36回日本アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の3部門受賞

〈作品解説〉
田舎町の県立高校を舞台に繰り広げられる青春群像劇。
ある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がり始め、それまで彼らが日常だと信じていたものが次々と壊れはじめる…。
映画部に所属しクラスの中では静かで目立たない存在の前田。前田が憧れるバトミントン部のカスミ。前田同様に目立たない存在の吹奏楽部員・亜矢。桐島の彼女で一目置かれる詩織。
高校2年生を主人公に高校生活のある5日間を描き、現代の青春映画の最高傑作といえるこの映画の素晴らしさは、鑑賞者が登場人物の誰かに自分を重ね、また、すべての登場人物を通して自分の学生生活を見つめることができるという、まさに、自分が生きている今そのものを考えることができるという点にある。
高知県内でロケが行われ、脚本は愛媛県出身の喜安浩平さんと監督との共同脚本によって作られました。まさに四国の宝と呼べる映画です。